ミントン
1951〜60年 商標登録された通常のミントン社の窯印
コーヒー・カップ:H=57mm、D=59mm/ソーサー:D=127mm
 全面総手描きで水辺の鴨が描かれたこのカップ&ソーサーは、ミントン社のアーティスト、アーサー・デール・ホランドによって絵付けされた。ホランドは第二次世界大戦後のミントン社で活躍し、主任絵付け師として1953年のエリザベス二世女王戴冠記念大壺(ジョン・ワズワースのデザイン)の色絵を担当したことで、その名を知られている。
 本品は、ミントン社がジョン・ワズワースのアイディアで新しい窯印を導入した1951年直近に製作され、この時期は絵付け師ホランドの全盛期でもあった。
 1960年代以降になると、ミントン社の製品からはこのような手描きの色絵付けは激減し、一般的な食器はプリント加飾となり、高価な製品は金彩装飾がメインとなった。したがってこのカップ&ソーサーは、同社の高級手描き絵付け食器の最後の時代を飾る作品といえる。
 

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