ダービー・クラウン・ポーセリン
1883年 商標登録された通常のダービー・クラウン・ポーセリン社の窯印
ティー・カップ:H=65mm、D=72mm/ソーサー:D=136mm
 ダービー・クラウン・ポーセリンは、ロイヤル・ウースターの筆頭株主だったエドワード・フィリップスと第二株主だったウィリアム・リザーランドにより、ロイヤル・ウースターの商売に対抗することを目的として、1876年に創立された。製品が供給され始めたのは二年後の1878年からである。
 このメーカーは東洋柄を写した絵柄にアレンジを加えたデザインで、デュズベリ、ブルーアの旧ダービー窯の意匠を模倣する方向性を意識した、伊万里・柿右衛門写しの食器類を多く製作した。本品も典型的な伊万里風の配色と図柄で、紺と赤の地文様と窓枠内に立花文があり、ソーサー中央部には花器文の壺があしらわれている。
 ハンドルは特徴的な装飾部分を持つリング・ハンドルで、類似形状のコーヒー・カップが「アンティーク・カップ&ソウサー」p.153に掲載してあるのでご参照いただきたい。
(ダービー・クラウン・ポーセリンの会社設立までのいきさつやその後の沿革については→ロイヤル・クラウン・ダービーのページ参照)
 

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