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J.&M.P.ベル&Co.
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1845〜55年
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コーヒーカップ:H=78mm、D=66mm/ソーサー:D=145mm
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| J.&M.P.ベル&Co. は、スコットランド地方グラスゴウのダビーズ・ローンで、1842年から1928年まで操業し、「グラスゴウ・ポタリー」と称した。 製品はアーザンウエア(陶器)をはじめ、フリット軟質磁器やパリアン磁器、ボーンチャイナなどを中心に、様々な装飾磁器やテーブルウエアなどを作った。 スコットランド地方の製磁業者は、グラスゴウの「デルフトフィールド・ポタリー(1748〜1823)」とマッセルバラの「ウエスト・パンズ(1764〜77)」が最も古く、以後ほとんど全ての磁器メーカーが、グラスゴウとマッセルバラの二か所に集中していた。中でもJ.&M.P.ベル&Co. は、スコットランド最大の経営規模を誇った窯業者である。 本品はフランス、ドイツの影響を色濃く残したデザインになっており、カップの側面が垂直に伸びた大陸風の細長い造形は、イングランドの食器にはほとんど見られないものである。ハイループ・ハンドルの上端の接合部にもフランス由来の装飾が施され、肌色に近いペール・オレンジの地色や多種の花尽しのボーダーは、パリ窯業群で多用されたフランス風の装飾スタイルである(「アンティーク・カップ&ソウサー」p.84、85参照)。 このシェイプのカップ&ソーサーはボーンチャイナでも作られたが、本品の素磁は透光性に優れたフリット軟質磁器で、高台の下まで全て釉薬で覆われ、三点の支柱による宙焼きで焼成されている。釉表にはガラス質特有の細長いひび割れが走っている。 |
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